- コラム
2026.03.10
旋盤加工でよくある失敗例10選
図面公差・面取り・材料指定で納期とコストが変わる
有限会社柴田製作所には、日々さまざまな旋盤加工のご相談が寄せられます。
その中で感じるのは、
ほんの少しの図面指示の違いで、納期とコストが大きく変わるという事実です。
今回は、旋盤加工で実際によくある「失敗例」を10項目にまとめました。
設計・購買ご担当者様の参考になれば幸いです。
① 公差が不必要に厳しい(全寸法±0.01など)
必要以上に厳しい公差は、
- 加工時間増加
- 工具摩耗増大
- 検査工程追加
につながります。
👉 機能上重要な箇所だけに公差を集中させることでコスト削減が可能です。
② はめあい公差の指定漏れ
φ20 h7 なのか、単なる±公差なのかで加工方法が変わります。
はめあい部は必ず明確に指示しましょう。
③ 面取り寸法の未指定
「C面」や「糸面取り」とだけ記載されているケース。
面取り寸法が曖昧だと、
- 再確認のやり取り発生
- 納期ロス
につながります。
④ 材料指定が曖昧
例:
- 「SUS」
- 「鉄」
だけでは見積が確定しません。
SUS304なのかSUS303なのか、
SS400かS45Cかで加工条件も価格も変わります。
⑤ 材料支給の寸法が小さすぎる
削り代が不足すると、
- 追加材料手配
- 納期遅延
になることがあります。
⑥ 表面粗さ(面粗度)の過剰指定
Ra0.8指定が全体にあるが、実際は一部のみ必要…というケース。
不要な高精度指定はコストアップ要因です。
⑦ 端面の直角度・同軸度未指定
重要部位なのに幾何公差未記載。
結果として、
- 組付け不具合
- 再加工
につながることがあります。
⑧ 深穴加工の設計ミス
穴径に対して深さが極端に長い場合、
- 工具選定制限
- 加工時間増加
- ビビリ発生
などが起こります。
⑨ ロット数未確定
「とりあえず見積だけ」というケース。
数量によって段取り方法が変わるため、
概算でも提示いただけると精度の高い見積が可能です。
⑩ 納期未指定
「できるだけ早く」ではなく、
- ○日必着
- ○営業日以内
と明確に伝えることで、
工程調整の判断が迅速になります。
図面の一工夫でコストは変わる
旋盤加工は、
- 公差
- 面取り
- 材料指定
- 表面粗さ
- 幾何公差
の記載方法次第で、
✔ 加工方法
✔ 工具選定
✔ 検査工程
✔ 納期
✔ コスト
すべてが変わります。
失敗を防ぐ一番の方法
それは、加工業者と事前に相談することです。
設計段階で一度相談いただければ、
- コストダウン提案
- 公差見直し
- 加工可否判断
- 納期短縮案
をご提案できます。
旋盤加工でお困りなら
- 他社で価格が高いと言われた
- 公差が厳しくて断られた
- 納期が間に合わない
- 試作を急ぎたい
そのような案件こそ、
有限会社柴田製作所へご相談ください。
当社では、
- 単品・小ロット対応
- 試作対応
- 難削材対応
- 短納期案件
にも柔軟に対応しております。
図面が未完成でも構いません。
まずはお気軽にお問い合わせください。
“図面の工夫”から一緒に考える加工パートナーとして、
柴田製作所がお手伝いします。