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  • NC旋盤
  • コラム

2025.05.07

NC旋盤とは?

製造業や部品調達の現場でよく聞く「NC旋盤加工」。
 
しかし、「なんとなく聞いたことはあるけど、実際にどんな加工なのかよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、NC旋盤加工の基本から、活用されている現場やメリットまで、初心者にもわかりやすく解説します!

 

NC旋盤加工とは?

NC旋盤加工とは、「数値制御(NCNumerical Control)」された旋盤機械を使って、素材を回転させながら切削する加工方法です。特に、円柱形状や回転対称形状の加工に適しています。

🌀 簡単に言うと
 「丸い素材をぐるぐる回しながら、刃物で削って形を整える加工」です。

加工の流れ

  1. 金属の棒材をチャックに固定(回転させる)

    刃物(バイト)が横から当たって削る

    円柱形状・段差・溝などを高精度で仕上げていく

 

NC旋盤と汎用旋盤(手動)の違いは?

比較項目

汎用旋盤(手動)

NC旋盤(自動制御)

操作方法

作業者がレバーなどで操作

数値プログラムで自動制御

加工精度

作業者の技量に依存

プログラムにより安定

大量生産への対応

難しい

対応可能

作業効率

時間がかかる

高速・高精度に加工可能

 

NC旋盤で加工できるものは?

  • シャフト(軸)部品
  • ボルト部品
  • ナット・パイプ・カラー
    段付き部品
    真鍮やアルミのバルブ部品

など、回転体や円筒形状の加工に非常に強いのが特徴です。

 

 

材料は何でも削れるの?

多く使われているのは以下のような素材です:

  • アルミ
    ステンレス

    真鍮
    樹脂(POMなど)

素材の硬さや特性に合わせて、工具や切削条件を調整します。

 

 

NC旋盤加工のメリットとは?

🔧 1個から量産まで対応
 → 試作品も、1万個の大量ロットもプログラム次第!

📏 高い寸法精度
 → 図面通りのサイズ・公差を再現できます。

🚀 短納期対応がしやすい
 → 一度プログラムを組めば、次回からの対応もスムーズ。

 

 

どんな業界で使われている?

  • 自動車部品
    医療機器部品
    機械装置部品
    建設機械、産業ロボットなど

    精密さ・強度・再現性が求められる分野では欠かせない加工です。

 

 

まとめ|NC旋盤加工は「丸いものを精密に削るプロ」

NC旋盤加工は、「丸いものを高精度で速く、安定して作るための加工技術」です。
 
量産に向いており、加工コスト・精度・納期のバランスが良く、試作から量産、難加工品まで幅広く対応できます

もし、「NC旋盤加工を外注したい」「短納期対応してくれる業者を探している」などのお悩みがありましたら、柴田製作所までお気軽にご相談ください!