- NC旋盤
- コラム
- マシニングセンタ
- 複合旋盤
- その他加工
2026.05.10
チタン加工(TB340)を依頼する前に知っておきたい5つのこと
― 工具摩耗・納期・精度で失敗しないために ―
チタン合金は、
- 軽い
- 強い
- 耐食性が高い
という優れた特性を持つ一方で、非常に加工が難しい材料でもあります。
特に TB340 は高強度系チタンとして使用されることが多く、
加工条件を誤るとコスト・納期・品質に大きな影響が出ます。
有限会社柴田製作所でも、難削材の加工案件としてご相談をいただくことが増えています。
今回は、TB340の加工を依頼する前に知っておきたいポイントを5つにまとめました。
TB340とは?
TB340は高強度チタン合金の一種で、
- 高比強度
- 耐食性
- 耐熱性
に優れています。
その反面、
- 熱伝導率が低い
- 切削熱が工具に集中
- 弾性が大きくたわみやすい
という加工上の難しさがあります。
① 工具摩耗が非常に早い
TB340加工で最も問題になるのが工具寿命です。
■ なぜ摩耗が早いのか?
- 切削熱が工具側に集中
- 溶着しやすい
- 切削抵抗が高い
その結果、刃先欠損やチッピングが起きやすくなります。
👉 加工費が高くなる大きな要因の一つです。
② 納期は「材料手配+加工時間」で決まる
チタンは一般鋼材に比べ、
- 材料在庫が少ない
- 取り寄せに時間がかかる
場合があります。
さらに、
- 低速切削
- 小さな切込み
- 複数回仕上げ
が必要になるため、加工時間も長くなります。
👉 余裕を持ったスケジュール設計が重要です。
③ 精度は“たわみ”との戦い
チタンは強度が高い一方で弾性も高く、
- 細径シャフト
- 薄肉部品
ではたわみが発生しやすい材料です。
加工中に押されて変形し、
加工後に戻ることで寸法ズレが発生します。
👉 チャッキング方法と工程設計が精度安定の鍵になります。
④ 切削条件は「攻めすぎない」
TB340では、
- 高速回転
- 過大送り
は工具破損の原因になります。
重要なのは、
✔ 安定した低~中速域
✔ 適切なクーラント供給
✔ 一発仕上げの工程設計
“無理をしない加工”が結果的にコスト抑制につながります。
⑤ 図面の公差指定でコストが大きく変わる
チタン加工は元々コストが高い材料です。
そこに、
- 全寸法±0.01
- 全面高面粗度指定
などが加わると、さらに加工時間が増加します。
👉 重要箇所に公差を集中させる設計が理想です。
チタン加工は「経験値」が品質を左右する
TB340のような難削材では、
- 工具選定
- 切削条件
- クーラント管理
- 工程設計
すべてが連動しています。
条件の微調整だけではなく、
材料特性を理解した加工設計が不可欠です。
チタンTB340加工をご検討なら
- 他社で断られた
- 工具がすぐ欠ける
- 精度が安定しない
- 納期が読めない
そのようなお悩みは、
有限会社柴田製作所へご相談ください。
当社では、
- 旋盤加工
- マシニング加工
- 単品・小ロット対応
- 難削材対応
に取り組んでおります。
ぜひ柴田製作所にお任せください。