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2025.11.14
材料調達から表面処理まで一括で依頼するメリット
はじめに
金属加工を外注する際、多くの企業では「材料は商社に発注し、加工は町工場へ、表面処理はさらに別会社へ」と工程ごとに分けて依頼しています。しかし、そのやり方は納期の遅れや手間の増加、品質のバラつきにつながることも少なくありません。
本記事では、材料調達から表面処理まで一括で依頼するメリットをわかりやすく解説します。
メリット1:納期短縮につながる
工程ごとに発注先が異なると、部品の移送ややり取りのたびに時間がかかります。特に「加工が終わったら熱処理工場へ、その後は表面処理工場へ」といった流れでは、各社間の調整で数日〜数週間のロスが発生することもあります。
一括で依頼すれば、工程間の調整が社内や提携先ネットワークの中で完結するため、全体の納期を大幅に短縮できます。
メリット2:品質が安定する
工程を分けて依頼すると、それぞれの会社で管理基準が異なるため、仕上がりに差が出やすくなります。寸法公差や仕上げの精度が想定とズレてしまい、最終的な組み立てで不具合が出るケースもあります。
一括依頼では、加工から表面処理まで一連の品質基準で管理できるため、バラつきが減り、安定した品質を確保できます。
メリット3:手配や管理の工数を削減できる
複数社に依頼する場合、図面の送付・見積もりの取得・納期調整・納品確認といったやり取りが工程ごとに発生します。担当者にとっては大きな負担となり、本来の業務に時間を割けなくなってしまうことも。
一括で依頼できれば、発注窓口は一本化され、工数を大幅に削減できます。担当者は煩雑な手配から解放され、業務効率が向上します。
メリット4:コスト削減の可能性
工程ごとに別会社へ依頼すると、輸送コストや調整コストが積み重なり、最終的に高くついてしまうことがあります。一括対応の外注先なら、社内や協力工場間で直接の受け渡しが可能となり、無駄なコストを抑えることが可能です。
まとめ
材料調達から表面処理までを一括で依頼するメリットは、
- 納期短縮
- 品質の安定化
- 管理工数の削減
- コスト削減の可能性
にあります。
柴田製作所からのご案内
柴田製作所では、材料の切断から旋盤・マシニング加工、さらに熱処理・表面処理までを協力工場ネットワークと連携した一貫対応で承っています。お客様は発注窓口を一本化でき、納期短縮や品質安定につながります。
「複数工程の外注管理に負担を感じている」「納期をもっと短くしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。