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2025.08.25

加工現場でよくある「その加工、マシニングでやるの?」問題をプロが解説

■ はじめに

加工現場では、設計図面をもとに「どの機械で加工するか」を判断することが日常です。
しかし、よくあるのがこんな場面。

「この形状、マシニングでやった方がいいですよね?」
 「それ、複合旋盤で一発で終わりますよ」

実は加工方法の選定ミスが、コストや納期、品質に大きな影響を与えているケースも少なくありません。
 今回は、マシニングでやりがちな「本当は複合旋盤向き」な加工例や、現場での判断のコツをプロ目線で解説します。

■ よくある誤解①|穴あけがあるからマシニングで加工

たとえば、「シャフト形状+側面穴」のような部品。
 一見、マシニングセンタが最適に見えますが、素材が丸棒かつ回転対称形状が多い場合、複合旋盤でワンチャック加工が可能です。

👉 マシニングだと:

  • 段取りが複数回必要
  • 円形治具の固定が難しい
  • 精度ズレのリスクあり

👉 複合旋盤なら:

  • 旋削と穴あけを連続加工
  • 段取り回数が激減
  • 工程集約で短納期&高精度

■ よくある誤解②|複雑形状=マシニング

立体的な凹凸や加工指示が多い図面を見て、「これはマシニング一択」と判断しがちですが、“円筒ベース+ポイント的な側面加工”であれば複合旋盤の方が有利です。

とくに「横穴加工」や「キー溝」「ネジ加工」などは、Y軸付き複合旋盤ならまとめて対応可能です。

■ 設備選定ミスが招く影響とは?

  • ✅ 工程が増えて納期が伸びる

  • ✅ 作業手順が複雑でミスが増える

  • ✅ 不要な治具や刃具でコストが上がる

  • ✅ 「次回ロット」の加工条件が再現しにくい

■ 柴田製作所なら、図面段階からご相談OK

柴田製作所では、NC旋盤・複合旋盤・マシニングセンタの全設備を保有し、部品の形状やロット数に応じて最も効率的な加工方法をご提案しています。

  • 旋削中心 → NC旋盤/複合旋盤
  • 面取り・穴あけ付き → 複合旋盤
  • 複雑な3D形状 → マシニングセンタ

設計者や購買担当者が「これはどっちの加工がいいのか?」と迷う前に、ぜひ一度ご相談ください。

✅ まとめ|機械の使い方次第で、生産性は大きく変わる

加工機の選定は、**「できるかどうか」ではなく「最適かどうか」**で考えることが重要です。
 「それ、マシニングでやってたんですね…」という非効率を減らすことは、納期・コスト・品質改善の第一歩です。

最適な加工方法をプロの目で提案できるのが、柴田製作所の強みです。
 図面の段階からお気軽にご相談ください!